施工管理技士には複数の種類があり、工種ごとに資格が分かれている。転職・キャリアアップを考える上で、どの資格をどの順序で取得するかは重要な判断になる。この記事では施工管理技士の種類と、取得順序の考え方を整理する。
施工管理技士の6種類
施工管理技士は以下の6種類に分かれている。
| 資格名 | 対応する工事 |
|---|---|
| 建築施工管理技士 | 建築一式工事(建物全般) |
| 土木施工管理技士 | 土木一式工事(道路・河川・橋梁等) |
| 電気工事施工管理技士 | 電気工事 |
| 管工事施工管理技士 | 冷暖房・空調・給排水設備工事 |
| 電気通信工事施工管理技士 | 電気通信工事 |
| 造園施工管理技士 | 造園工事 |
それぞれ1級と2級があり、1級は大規模工事の監理技術者・主任技術者として、2級は中小規模工事の主任技術者として配置できる。
1級と2級の役割の違い
2級施工管理技士は、請負金額4,000万円未満(建築一式は8,000万円未満)の工事における主任技術者として配置できる。
1級施工管理技士は、規模に関わらず全ての工事の監理技術者・主任技術者として配置できる。特定建設業の許可が必要な大規模工事には、1級保有者の配置が義務付けられている。
転職市場での評価も1級と2級で明確に差がある。特に大手ゼネコン・中堅ゼネコンの求人では、1級保有が応募要件になっているケースが多い。
取得順序の考え方
まず2級から取得する場合
受験資格の実務経験年数が1級より短いため、経験が浅い段階でも受験できる。2級取得後に実務経験を積み、1級へ進む流れが一般的だ。
直接1級を狙う場合
受験資格を満たしているなら、最初から1級を目指す方が時間効率は良い。2級を取得してから1級まで数年かかるより、最初から1級の勉強に集中する方がトータルの取得期間が短くなるケースがある。
複数工種の資格を取る場合
建築と土木、建築と電気など、複数工種の資格を持つことで転職市場での評価が上がるケースがある。ただし各試験に合格するための学習コストがかかるため、自分のキャリア方向性を踏まえて優先順位をつけることが重要だ。
転職タイミングと資格取得の関係
資格取得後のタイミングで転職することで、転職市場での評価と年収交渉の余地が広がる。
2級取得後すぐに転職するより、1級取得後に転職する方が提示される年収水準が上がるケースが多い。資格を持ってから転職するという順序を意識することが、年収アップを伴う転職への現実的な道筋だ。
1級施工管理技士の独学対策については以下の記事で解説している。
(※内部リンク:#22記事へ)
施工管理技士の資格が転職に有利かどうかは以下を参照してほしい。
(※内部リンク:#92記事へ)
※本記事の内容は著者の転職経験および情報収集に基づく見解です。個別の状況によって結果は異なります。



